やってはいけない転職

転職した会社がミスマッチ…でも辞めてはいけない?考えるべき3つの思考!

新たなチャレンジをしたい方や、今の環境に不満があり環境を変えたい人など、転職という手段を使う人にはそれぞれ理由があります。

転職の難しい点は「入ってみないとわからない」ことです。つまり練習する時間がなく、転職が決まればしばらくはその会社の時間の流れに沿って行動することになります。

ただでさえ一生懸命、転職活動をし、やっとの想いで転職できたという人もいるでしょう。そんな想いを踏みにじられるかのような、ブラック体質の企業も少数ではありますがあるのが事実です。

この記事では、転職した会社が自分の想いとは反してミスマッチを起こしてしまい、辞めようか悩んでいる人に向けて書いています。実際に私も、転職を5回経験しています。その中でも2社は自分の想いとミスマッチを起こし3ヵ月ほどで辞めています。ただ今ではそんな経験が活きたのか、現職では6年以上も在籍しています。

この記事を読んだ方が、少しでも今抱えている不安や悩みが軽くなるように解説していきます。

転職した会社がミスマッチだった場合【結論:辞めても大丈夫】

結論として「辞めても大丈夫」です。理由としては、「すべては自己責任」だから。人生に言い訳は通用しないということです。「あの人のせいで…」「こんな会社だから…」このように他人のせいにしているようでは、人生は前に進んでいきません。

つまり、転職した会社がミスマッチだったから辞めても大丈夫。「だけど、他人の責任ではないよね」ということ。

ただし、明らかにブラック企業でパワハラ、低賃金のような会社になると別の話になります。

例えるなら「恋愛」が近いかもしれません。

30代転職希望者

付き合ってみたけど、思っていた人ではなかった

このように他人に原因があると思っている時点で自分の成長はありません。

まずは自分に原因がないか探求し、自分が苦手としているところ、短所、逃げているところに目をむけてしっかりと向き合ってください。逃げないでください。自分の弱い部分と向き合って、成長しようと努力してください。

ミスマッチが起こるのは仕方のないことです。ただ、そこから課題を見つけ自分自身の成長につなげられるかは自分で決めることができます。自分には何が足りないのか、もっとできることがあったはず、このように自分の弱い部分から目をそらさず向き合っていくことで道はひらけていきます。同じミスマッチを繰り返すことがなくなります。

ここからは、辞めるという結論が出たあと、どういう行動・思考に切り替えていくべきか解説していきます。

1.転職はゴールではなく手段である

まずは、転職した会社がミスマッチで辞めるという決断をしたとしましょう。それはそれでOKです。ただし以下のような考え方のまま転職活動をするのは注意が必要です。

  • とりあえずミスマッチだったから辞めてハローワークにでも行ってみようかな。
  • 転職できそうな会社だったらどこでもいいかな。
  • 業種とか職種とかどこでもいい、自分の強みなんてないしな。

これらの思考に陥っている人は注意が必要です。なぜなら、私もこのような思考に陥っていたからです。

この考え方だと、また次の会社が決まったとしても、同じような理由で転職を繰り返してしまう可能性があるからです。

ただここで言いたいのは、「転職すること自体は悪くない」ということ。

結論でもお伝えしたとおり、転職とは「ゴールではなく手段」。つまり目標・ゴールが先で手段は後からということ。ゴール・目標がない状態の人生は例えると、「同じコースをぐるぐる回っているマラソン」のようなものです。

まずはゴール・目標を決めてください。私の場合は以下のようなものです。

  • 年収1,000万円を達成する!

これが私の目標で、本業で500万円給料がある会社に転職をして、副業で500万円稼ぐというもの。ただし、この目標を転職活動の面接などで言う必要はありません。あくまで自分の決めた目標ということ。

これが人生の軸となり、達成のためにPLAN(計画)を立てDO(行動)し、SEE(評価)をおこない、これを回していくという流れ。誰にも振り回されず、自分の軸をしっかり持った人生の方が人として強い生き方ができます。

転職活動においても、自分の軸がある人は強く、自分でもビジネスを考えることもできます。

どの会社にいようが、自分の目標・ゴールは自分で決める。そして、そのゴールを達成するために必要な手段が「転職」であれば迷わず行動しましょう。

2.自分が達成したいゴール・目標を決める

自分が達成したいゴール・目標を決めることはとても大切なので、必ずやってください。今、自分にはゴール・目標がないという人は、転職活動をしながらでもいいので、まずはこれをやってください。転職した会社がミスマッチで辞めたいという人も、まずはこれをやってください。

なぜなら、あなたがゴール・目標を決めないと、いつまでも人生は変わらないからです。

そしてゴール・目標を決めるべき最大の理由は、「エネルギーが高くなるから」ともいえます。

あなたが一生懸命、考えて決めたゴールはそう簡単には達成できないはず。それなら、そこに向かうには高いエネルギーが必要です。日常を繰り返しを生きていくのに、そこまでエネルギーは高くなりません。つまりあなたにゴールが生まれると、他人のせいにしてはいられないのです。

これが最初の章でもお伝えした「すべては自己責任」ということです。

30代転職希望者

目標・ゴールなんか決めても叶わないんじゃないかな…

きっとこのように思う人もおられるでしょう。しかし、大事なのはゴールを達成できた・できなかったではなく、「ゴールを目指して進む姿勢」です。転職でも、転職することがゴールではなく、自分の目標やゴールに近づくことができたかが注目すべきポイント。

3.企業に依存することをやめる

いろんな転職に関する記事を読んでいると、転職のミスマッチで辞める人の特徴は以下のような項目だと書いてありました。

  • 自己分析不足
  • 企業分析不足

この2つの辞める原因に対しての見解を解説していきます。最初に私の結論を申し上げると、「企業に依存しない強い自分を作り上げる」ことが重要だと思います。

自己分析も企業分析も大事ですが、転職活動を始めてからでは遅すぎると感じます。決して無駄ではありませんが、自己分析・企業分析をしたからといって、100%ミスマッチが起きないということはありません。

それよりも大切なことは、転職という枠を超えた「自分の目標やゴールに対する姿勢」です。

ミスマッチから目を逸らせと言っている訳ではありません。様々な辞めたい理由をふまえた上で、「君はどうしたいの?」ということ。

まずは会社に依存することをやめる。自分はどうしたいのか、常に自分の本音に耳をかたむけてください。その結果、転職することになったらそれが正解ということ。正解にしていきましょう。誰もがあなたの経歴書を見て、転職回数が多いと言ってこようが、自分はこれが正解だと考えましょう。

「3ヵ月だけ頑張って働こう」という記事を読んで

様々な、転職ミスマッチに関する記事を読んでいると「3ヵ月だけ頑張って働こう」という記事を目にしました。おそらく個人で運営されているブログサイトだと思います。

この記事を読んで、「この考え方は私に近いし、参考になる」と考えます。自己分析をしながら3ヵ月頑張って働き、本当にミスマッチなのか判断するというもの。

そして大切なポイントは以下のことだと書いています。

  • 定年まで続けられそうな仕事か
  • 自分の強みを活かせられそうか
  • 給料面も含めてやりがいがあるか

この3つのポイントは重要ということです。このポイントについて私も納得しています。

この3つの中で1つも当てはまらない状態だとしたら「転職した方がいい」とのこと。

ただし、この3つとも当てはまるという人は少ないのではないでしょうか。私も考えましたが、給料面も含めてやりがいがあるかと問われるとYesとは言い難いです。

なので逆に転職を考える人の方が多いのではないかと思います。実際には口には出さないけど、若い20代~30代の人は転職を考えるのが普通。

転職することをマイナスに捉えないでください。

転職がミスマッチだった場合【転職エージェントは使うべきか】

結論としては、「その人による」でしょう。転職エージェントを使って上手くいく人もいますし、使わなくても上手くいく人もいます。

ただ、転職エージェントのメリットは以下の点だと思います。

  • サービス全てが無料で使える
  • 自己分析に使える
  • 条件に合った案件が紹介される

続いてデメリットも書いておきます。

  • 書類選考がなかなか通らない
  • キャリアアドバイザーとの相性が合わないこともある
  • スケジュール調整が大変

転職エージェントはメリットもあるし、デメリットもあります。その上で使うかどうかは本人が決めることです。ただ、転職エージェントを使えばどういったことができるのかは知っておいた方がいいです。

もし転職エージェントについて知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ:自分の意志に従って進んでいこう

人と違う道に進むことは、不安で孤独で大変と言えます。人と違う意見、考え、行動。これらは教育の反対をいく行動。日本社会では、なるべくグループの中で周りの意見や行動に合わせていくことが美徳とされる風潮にあります。「○○をしないといけない」「○○を打たないといけない」「個性がありすぎる人は危険だ」このような規制が多くあると私は考えています。

しかし、これらの「空気を読む行動」はその人にとって長期的に有益になるとは限りません。自分で考えて行動することに価値があり、成功もし失敗もし、様々な体験ができます。それがその人にとっての財産なのです。

転職をすることで、周りがあなたの価値を決める権利はないと思っています。日本以外の国では転職が当たり前で平均10回なんて国もあると聞きました。

日本の非常識は、ある場所では常識であったり、今の会社の常識が他の会社では非常識なんてことが、たくさんあります。

その世間の常識に振り回されない強い自分を作り上げていってください。

あなたの目標やゴールを邪魔してくる人は、無視してください。ケンカする必要はありませんが、そのような邪魔をしてくる人には相談しないでください。あなたの意見や夢を肯定的に聴いてくれる人に相談すべきです。

それでは、またこれからも記事を書いていきたいと思います。

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