転職回数が多いことは、マイナス評価になるのでしょうか。
スキルアップや給与アップなど、目的のある転職はプラスになるでしょう。
しかし目的のない転職は、注意が必要です。
転職回数がただ増えていくのは「ゴールのないマラソン」のようなもの。
本記事ではやってはいけない転職や、転職回数が多くてよかったことはあるのか?紹介します。
目次
転職が多い人の特徴
転職が多い人の特徴は以下です。
それぞれ解説していきます。
転職が多い人の特徴
- そもそも目的はなく入社した
- 好きなメーカーなので入社した
- 業界のリサーチをしていない
そもそも目的がなく入社した
転職が多い人の特徴は「そもそも目的がなく入社した」です。
目的がなく入社してまうと、会社のルールや方針に沿って動かないといけません。
自分のやりたいことがでてくると、どうしても興味がそっちに向いていくので転職を考えるようになります。
自分のやりたいことから逆算して入社したい会社を決めましょう!
好きなメーカーなので入社した
「好きなメーカーなので入社した」ことも転職が多い人によくある特徴です。
実際に働いてみると、会社の内部情報を知ることになりイメージダウンすることもあります。
そのいいイメージとのギャップを埋めることができず、転職を考えるようになります。
実際に働いていた、社員の口コミなども詳しく調べておきましょう。
口コミなどリアルな情報は大切!
業界のリサーチをしていない
「業界のリサーチをしていない」人も転職が多い特徴があります。
これは私自身の経験からも言えることですが、業界の将来性をリサーチすることはとても大切です。
低迷していく業界は、雰囲気が重たいと入社して気づきます。
前向きで向上心のある人であれば、「もっとポジティブな会社で働きたい」と転職を考えるでしょう。
できる範囲で業界の将来性を見通しましょう!
やってはいけない転職の基準はあるの?
やってはいけない転職の基準はあるのでしょうか。
以下のような基準は現代ではスタンダードなのか。
私の経験も踏まえて解説します。
やってはいけない転職の基準
- 3年は同じ会社で働くべき?
- 転職回数が多いことで転職は不利?
- 周りの意見に合わせて転職しない方がいい?
なお「新卒1年目の転職はどうなんだろう?」という方はこちらもご覧ください。
3年は同じ会社で働くべき?
「3年は同じ会社で働くべき」という意見を親世代から聞かないでしょうか。
高度成長期の日本であれば、ある意味正解と言えるかもしれませんが、現代ではそうとは言えないでしょう。
3年でも時代の流れはものすごく変わります。
2020年以降のリモートワークの普及や、DX化(デジタルトランスフォーメーション)というものは1年~2年で急速に広がりました。
時代の変化は、ピンチにもチャンスにも変えることができます。
チャンスに変えるためには、個人が努力するしかないのではないでしょうか。
3年同じ会社にいて逃げおくれないように!
転職回数が多いことで転職は不利?
「転職回数が多いこと」は転職活動のなかで、気になるポイントではないでしょうか。
私の経験上から言わせてもらうと、「不利ではなく、逆に武器にする」気持ちが大切です。
いろんな経験・スキルを持っているんだな
向上心のある人だな
こんな風に面接官に思ってもらえると、転職回数はただの数字になります。
転職経験を武器にする!
周りの意見に合わせて転職しない方がいい?
「周りの意見に合わせて転職しない方がいい?」と考えている方も多いでしょう。
業界に知見のある友人や知人に相談することは、とても大切です。
しかし業界の知見がない人に相談しても、相手の立場の意見になってしまい、参考にならないでしょう。
業界の知見のない人への相談はおすすめしません
業界の知見をもった人への相談はした方がいいでしょう
転職回数が多いことで失敗したエピソード
転職回数が多いことで失敗したエピソードを紹介します。
40代男性です。転職回数10回以上ですが未だに現職に満足しておりません。そして過去に辞めた会社に未練があり後悔しています。
転職回数が多いことで逆によかったことはある?
転職回数が多いことで逆によかったことを紹介します。
私自身の経験からも、転職してよかったことを書いています。
さまざまな業界の知見が増える
「さまざまな業界の知見が増える」ことは転職してよかったことと言えます。
1つの業界だけだとその業界のレベル、基準が当たり前になってしまい、自分の能力に制限をかけてしまう可能性があります。
「1つの会社で長く働くことで、レベルを上げ続けることだってできる」
上記のように考える人もいると思います。
確かにそう考えるのも間違いではありません。
ただ1つの会社だけで、自分のできること、能力を決めてしまうのはもったいないと思います。
自分の能力に自信がある人は転職が向いている
スキルを掛け合わせることができる
「スキルを掛け合わせることができる」ことは転職してよかった点と言えるでしょう。
転職経験がないと、スキルを掛け合わせることは難しいからです。
たとえば不動産仲介営業などの「ソリューション型営業」の経験があれば、他の業界の営業職に転職してもスキルが使えます。
エンジニアや、プログラマー、WEBマーケターなど個人スキルを持っている人は多少業界が変わっても市場価値が高いスキルと言えます。
スキルを獲得すると転職しても強くてニューゲーム
自分の市場価値レベルを確認できる
転職してよかったことで、「市場価値レベルを確認できる」ことが挙げられます。
価値提供できるスキルを持っているかなど、転職活動を始める際に確認するからです。
このままの年収ではやばいな
もっと個人スキルが身に付けられる会社に行きたいな
このように自分の市場価値を確認する機会になるのが、転職することと言えるでしょう。
自分の能力が上がれば給与もアップすると言える!
給与がアップすることもある
「給与がアップすることもある」ことは転職してよかった点と言えるでしょう。
先ほども伝えたとおり、能力が上がれば給与もアップすると言えます。
ただ同じ会社にいても給与が上がりづらいです。
自分ができることに対しての市場価値はどのくらいかということが分かれば、転職するかどうかの判断基準になります。
たとえば自分がプログラミングのスキルが高くて、同じようなスキルを持っている人の方が年収が高ければ、自分の市場価値は低く見積もられていると分かります。
自分ができることの市場価値を調べて転職する材料にしよう!
転職回数に関するよくある質問
転職回数に関するよくある質問をまとめました。
転職が多いということはダメ人間なのでしょうか?
結論から言いますと、ダメ人間ではありません。
会社は基本的にブラックボックスのようになっていて、社内がどのような仕組みになっているか入社するまでわからないからです。
つまりブラックな会社というのも存在します。
高みを目指す方、顧客に対して価値提供したい方にとって、「ブラックな会社で居続ける」という方が無理があります。
転職回数が多いことで住宅ローンが組めなくなりますか?
転職回数が多くて住宅ローンは組めます。
住宅ローンの審査に転職回数は、考慮されないと言えます。
転職が多いと悪く見られる風潮があるのはなぜですか?
日本人はまだまだ年功序列な考え方が多いので、1つの会社に尽くす人の評価が高いという風潮が残っています。
少しづつ変わってきていますが、転職に対するネガティブなイメージは残っています。
ただ外資の会社では、3~4年で転職する外国人が多いようです。
できる人はヘッドハンティングされたり、よりよい条件の職場を求めて転職していきます。
逆にできない人ほど、1つの会社にしがみつき悪い条件になっても働き続け、最終的にリストラされたり会社がなくなってしまうこともあるようです。
まとめ:転職回数が多いことを正解に変えていこう!
「転職回数が多いことを正解にしていく」という考え方が大切です。
転職を決める際には、必ず何かしらの理由があるはずです。
たとえば「よりよい働き方ができる環境に移りたい」など、状況や成長過程につれて変わっていくはずと言えます。
そういった自分の気持ちを大切にしつつ、転職回数が多いということを逆に正解にしていきましょう。